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武田邦彦先生、福島講演「食べ物編」。

武田先生の講演会の続きです。

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■エネルギー資源について。
原子力しか現状で頼れないわけではない。
原油・天然ガスなどの資源もあと200年分はあるのだから、
その資源を使って200年の間に国家を上げて
早急にエネルギー政策を変えてゆくべき。
原子力エネルギーに偏った政策をし、今回の惨事となってしまったこと。
このリスクはとても大きいものである。

■福島クリーン大作戦について。
草むら、排水溝、雨どいなどのふきだまりは線量が高い。
本来ならば国や東電がやるべきことを、県や市町村ががんばってくれているが
低レベル放射性廃棄物(取り除いた校庭の表土)は地方自治体が扱えないということが
法律で決まっているから限界がある。


汚泥から高濃度セシウムが検出されるのはよろこばしいことで
生活圏からセシウムが下水に流れて行ったことを示す。

現在、何度も言うように放射性物質は地面の上に乗っており、
梅雨が来る前に排除するのが得策である。
チェルノブイリは乾燥地帯で、20年経った今でも20cmくらいしか
セシウムが沈んでいない。
日本には四季があり、これから梅雨がやつてくるので1年で3cmくらい
沈むかもしれない。放射性物質は地球上からなくならないので
早くとってしまうのがよい。

■自然界の放射線量について
自然界からの放射線量は、1.4ミリシーベルト/年と言われている。
いってみればこの数値が日本人が最も健康でいられる線量。
(人種によっても差がでるので、世界平均よりも日本の数値を見る)

次に5.2mシーベルト/年というものがある。
これは、病院で医師や看護師、管理栄養士などが健康管理をすることを前提としたもの。
厳密に管理するならばということでこの線量を許容している。
今年は何とかこの線量を目標に、1ミリに近づけるべく、
地域や町内会総出でクリーン作戦をしたらよいのではと思う。


■食べ物について

国民総生産(GNP)600兆円のうち、農業・酪農業・漁業は約7兆円。
そのうち福島の第一次産業は1000~2000億円。
全体のわずかこれだけなのだから、補償をきちんとして、
今年は土壌を綺麗にすることが優先。
このままで行けば福島は30年、食物連鎖で汚染された食べ物しかなくなる。
ぜひ耕さずに表層を取ることから始めて欲しい。
例えば、汚染された福島のほうれん草と
汚染されていない九州の方のほうれん草が売っていて、
あなたが母親なら絶対に汚染されていない方を選ぶでしょう?

福島の桃がとてもすばらしいものなら、今年は出荷しないでほしい。
土壌を綺麗にすることに、力を使ってほしい。敵は30年である。
本当に安全が確認されたら素晴らしいものならいくらでも売れるのだから。


■ストロンチウムについて

福島第一原発3号機のストロンチウムは、世界で初めて海に流れ出てしまった。
ストロンチウムはまずプランクトンを汚染し、半月で小魚を汚染する。
ストロンチウムは骨に蓄積されるため、ちりめんじゃこなどの骨ごと食べる
小魚は今食べない方がよい。
食べるなら、岩手・四国・日本海・海外のものがよいだろう。
4か月も経ち7月頃になるとマグロやカツオなど、大きい魚が危なくなる。
なるべく骨を食べる魚は避けた方がよい。




敵は30年。住んでもよいかと聞かれれば、十分暮らせる。
町内会などで危ないところは子どもには避けさせるようにマップを作成し
組織的に生活圏から放射性物質を追い払うことができれば。
福島をあげてクリーン作戦を実行してください。










先日、鍵つきでこのコメントをいただきました。
http://mikttymama.exblog.jp/15972936/の記事をお読みになって、
とのことでした。

「猪苗代でお子さんを遊ばせていますが、
空間線量が0.1~0.2μSv/hと平常値よりも高いのであれば、
土壌も十分汚染されていますよね?
今、住んでいる所よりも低ければいいんですか?
わざわざ、お子さんを被爆させているようにしか見えず、驚きました。
『いまここでは普通の暮らしはできないんだよ。・・・』の行ですが、
小学3年生のお子さんに、ここまで言ってしまっているご自分に気がついていますか?
多分、放射能の事や被災生活に慣れてきて、あなたが批判されている、
子供を公園で遊ばせたり、マスクをさせていない親御さんと一緒で、
感覚が麻痺しているんだと思います。
そして、他の被災地での出来事を引き合いにだし、
『ここの地域ではこんなに大変なことがあって心が痛みます。
それに比べ、私たち家族は○○なんだから・・・』
だなんて。。。
今回の震災は、どこの地域とも誰の出来事とも比較できません。
余計なお世話です。

『それでも、親のエゴかもしれないけども、
何とかここで暮らしてゆきたいという私がいる。』
将来、お子さんたちに胸を張って言えるのですか?
あなたの様な親御さんが、一人でも少なくなる事を願っています。」

申し訳ないのですが、我慢できなかったので転載させていただきました。

おっしゃるとおりですね。
よくわかります。
0.1~0.2μSv/hというのは、郡山市の我が家での空間線量と同じです。
厳密に言えば我が家の中でもマスクをしていなくてはいけないのでしょう。
私はそれを子どもたちにはさせていないので、「被爆させている」ことになるのでしょう。
これがここに住む現実です。
そして、今回の震災はどこの地域とも比較できません。
岩手、宮城、福島はもちろん、東京、茨城、千葉なども…。
被災地の状況はそれぞれに違い、それぞれに苦しんでいます。
私達も、見えない敵に翻弄され、比べられない苦しみを日々抱えながら生きています。
正直みんなが、少しの希望を糧に、やっと呼吸をしているといった状態です。

そこまで仰るあなたは、何かこちらの方のために行動されていますか?
そしてどちらにお住いなのでしょうか?

この福島の現実を知っていただくために、可能な限り私は発信しつづけるつもりです。
by mikttymama | 2011-05-19 14:01

杜の都仙台+福島の小さなお料理教室CookingStudio I-e(イーエ)のうちごはん。


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