放射能と食についてのお料理教室。
2011年 07月 15日
震災から4か月目のこの日、フコク生命さん主催のお料理教室を
東部ガスショールームさんでさせていただきました。
人数が多かったので、米ぬかのショートブレッドとバナナミルクで簡単おやつ。
セシウムやストロンチウムは物質であって、どうやって放射能を出すか、
というところからお話させていただきました。
なぜカリウムとカルシウムが必要なのか。
これはどうやって、いつ摂取するべきなのか。
デトックスに効果的な食材は何か……。
私は放射能についての専門家ではありませんので、伝え聞いたこと、
そして今までの経験や知識から理にかなっていると思うことを
なるべく生活に落とし込みやすいようお話しすることにしています。
「私が娘たちにしてあげたいこと」これが基軸になっています。
日常生活だって忙しい訳ですから、
情報を自分で取り、取捨選択し、実行する労力は並大抵ではない。
それを、福島のお母さんたちは皆やっています。
「気にするレベル」も人それぞれ。
そして全く気にしていないと言い切れる人は、一人もいないと思います。
日常的に放射能を気にする生活をしています。
みなさん、それぞれが、ぞれぞれの立場でたくさんの悩みを抱えてらっしゃいます。
ご実家が農家だと言う方もたくさんいらっしやいます。
逃げたくてもお仕事があって離れられない。
そう簡単に生活の糧を手放すことはできないのです。
そして、離れる人が増えれば増えるほど不安になると。
震災後、3回お教室をさせていただきましたが、
皆さんが放射能についての不安を吐き出す場にもなっていることを感じます。
不安を持っていない人なんていないことも。
そして私はこの教室を続けて行きたい。
私が等身大でできること、そして故郷のために意味があると思うことは、
絶対に続けたいなと思う。