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ココロのサポートを。

昨日書いた自主避難の現状。
また続きを書かせて頂きたいと思います。

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こちらに自主避難してこられたお母さんたちは、
私のようにガツガツ意見を言う方はほとんどいらっしゃいません。
少なくとも、私が避難支援センターでお会いしてきた方たちは皆そうです。

「自分で決めて、覚悟を決めて(自主)避難してきたから、
何も文句は言えない。むしろ、住宅を借り上げして頂けただけで本当にありがたい。
家電まで頂いて、本当の被災者の方に申し訳ない。」


そう、おっしゃっておられます。
だから皆さん、相当のことを「仕方がない」とあきらめてらっしゃいます。


しかし、現実は前述した通り。
本当に仕方がないことなのでしょうか。
そして、福島市や郡山市のお母さんたちは、本当の被災者じゃないんでしょうか。
本来は、故郷にある自分の家でのんびり緑に触れて暮らし、実家も近くにあって
親が定年後に家庭菜園で作った新鮮な野菜を、
安心して子どもに食べさせながら生活出来た人たちです。
仕事から帰ってきたパパと夕飯を食べ、お風呂に入れてもらって
子どもたちが寝た後は夫婦ゆっくりと子どもの将来について話しをして。
あの子がお医者さんになったらどうする?なんて笑いながら。

それが今、覚悟だけで乗り越えられる問題ではなくなってきています。
子どもの将来のお金まで使って食いつなぎ、二重生活が経済的にきつく、
大きなおなかを抱えて上の子どもを幼稚園にすら入れられない方もいるのです。


こんなことが、現実に起こっています。
避難しても、福島で生活していても、お母さんたちは神経を擦り減らさなくてはならない。


自主避難のお母さんたちは、ある程度の金銭的サポートを必要としていますが
行政は「財源」と「県内人口の流出」の問題があって何もしてはくれません。

医療費の窓口負担等も子どもの数に応じて増えてきます。
お母さんたちは、住民票を移動して避難先の市町村の子育て支援を受けることを
選択せざるを得ないのです。
せめて、乳幼児医療制度くらいは全国どこの場所でも適応していただいて
予防接種もどこでも受けられるようにしてもらえれば、福島県内の人口流出を
ある程度は防げるのではないかと素人考えでは思うのですが…。



だったら、もう自分たちで考えてゆくしかありません。
誰も何とかしてくれないなら、早く何とかすっぺ!!という。


今、お母さんたちが必要としているのは、「子育て支援」に尽きると、私は考えています。


■まずは情報
・自主避難されてきた方対象の、子育て支援制度のマニュアルをまとめて、配布する。
 (医療制度、幼稚園補助、保育園助成制度etc…)
・幼稚園・保育園の空き状況や選択基準について
 (園独自の避難者サポートや、園の方針、給食の放射性物質に対する考え方について)
・一時預かりサポート(一時預かり支援施設の紹介等)
・山形市内のフリーペーパーの紹介(山形生活を楽しむための情報誌など)
・子どもが遊べる施設の紹介
・福島県内の情報支援(福島にいる友達と感覚がずれないように)
・安心食材の宅配サービス紹介
・お仕事紹介(避難者を支援している企業を中心に)
・ご近所の医療機関の紹介

↑これを、バラバラじゃなくてひとつの冊子等になっていると便利!

■ボランティアサポート
・ボランティアでの一時預かりサポート
・自主避難のお母さん同士の交流サポート
・子供服・幼稚園・保育園服、教材などの「おゆずり」サポート
 (山形のお母さんたちが、いろいろと動いてくださっています010.gif)

■託児付きイベント
・親子連れでもOKな格安でできるイベントを定期的に開催
 (お母さんたち向けで子連れOKなものと、親子で楽しめるもの双方)


まずはこんなところが「あったらいいな!」と思います。
上に書いたものの中には、
山形市内のNPO団体が動いてくださっている事業もたくさんあります。

行く行くは、福島でお仕事を持っているお母さんが放射線量の低い所で
週末だけ子どもを休ませるために遊びに来てもらうサポート事業だったり、
南相馬市の方でこちらに避難しているおじいちゃん・おばあちゃんに、
自主避難中のお母さんが子どもを見て頂いて
保育料をお支払いするような事業だったり、福島県民同士で連携を取れるような
ことがちょっとずつできたら…。


お仕事支援に関して言うならば、避難しているお母さんが福島の復興支援事業を
お手伝いしたっていいと思う。行政も猫の手を借りたいほど忙しいみたいだし…。
むしろ、袋詰め作業やら何やら何でもやるから積極的にお手伝いしたい!
だって早く帰りたいもん、大好きな福島に。


ですが、まずは取りあえず、お母さんたちの繋がりを作ろうと思います。
少しでも孤立して元気をなくすようなママがいないように。
どこにいようとも、福島のお母さんたちが元気でいないと、
子どもも元気でいられないだろうから。



早速、オトモダチのDONNA*CHIKA先生を郡山からお呼びして、
来週、親子ピラティス教室を開催しまーす!
福島のお母さんたちに、ゆっくり深呼吸のじかんを。


ココロのサポートを。_f0177295_1101782.jpg



日時:9月16日(金)
    ○第1部 9:30~10:30
    ○第2部 10:45~11:45 各8組ずつ
会費:親子1組 1,500円
対象:福島から山形市へ自主避難された親子16組
場所: 山形市総合福祉センター 体育館
 (山形市山形市城西町2丁目2-22 TEL 023-645-9234)
駐車場台数: 10台
申込締切:9/14(水) 18:00まで
申込・お問合せ:こちらのブログに鍵コメント頂くか
        山形市避難者交流支援センターにフライヤーを置いていただいてます
 

◎山形のお母さんたちのご厚意で、フロア内でお子さんを見てもらえます。
小さな赤ちゃんがいても、安心していらしてください。
絵本の読み聞かせもありますよ!レッスンは10月も予定しています。



いつも長くてすみません(笑)。


「ありがとうふくしまプロジェクト」。
子どもたちのおいしいの笑顔と、「いつもおいしいごはんをありがとう」
そんなお手紙・メッセージを、
農家さん、酪農家さん、漁師さんへお届けするプロジェクトです。

詳細はこちら→
ありふく専用アドレスはコチラhttp://ameblo.jp/mikttymama2/

この冊子を見てみたい!という方は、
■郡山市桑野3丁目13-13 めえぷるさん TEL 090-2952-0659
■会津若松市徒之町 ギャラリーひと粒さん TEL/FAX 0242-85-6658 
              E-mail hitotsubu2009@gmail.com
■いわき市小名浜 ゼリーのイエさん E-mail shop2009@zerry-house.com

へそれぞれ置いていただいてます。

お近くのお店に直接おいで頂くか、郵送等の場合はそれぞれのお店にお問い合わせくださいませ。生産者の方は無料、(配布していただける方はお申し出ください)一般の方の分は一冊250円、売り上げの全てを、ふくしま希望市場さんへ"土壌除染の資金"として寄付させていただきます。

現在JAすかがわ岩瀬はたけんぼさん(原本を飾っていただいてます♪)、
あいコープふくしまさん㈱ヨークベニマルさん郡山あおむしくらぶさん酪王牛乳さんから福島県酪連さんなどに預かっていただきました。

誰かのあったかい気持ちで、一人でも多くの方が笑顔になれることを、願って。


ふくしまのいまを知ってもらうために。
ぜひぜひ応援お願いします!


by mikttymama | 2011-09-09 09:50 | 教室&イベントinfo.

杜の都仙台+福島の小さなお料理教室CookingStudio I-e(イーエ)のうちごはん。


by ミキティママ