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上娘、9歳のBirthday。

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2002/11/4、夜20:08。
私にとって、初めて自分の赤ちゃんを抱いた日。

彼女は、山下教授が副学長となり、
放射線についての専門研究施設が建設されている、
福島県立医科大学付属病院で生まれました。

あの時は、こんな時代が来るとは思いもしなかった。
初めて彼女を抱き、これからどんな大人になるんだろうと希望でいっぱいでした。



泣けば、おむつが濡れていないか
お乳が足りていないのか心配し、
離乳食が始まれば、好き嫌いができないように心配し、
熱を出せば、夜中だろうが抱きかかえて病院へ。
あんよができるようになって、カタコトのコトバを話せるようになって。
お友達と遊ぶようになって、少しだけ自分の手元から離れて行って。
小学生になって悩みが出てくると、
いつもと様子が違う娘の様子をソワソワしつつもじっと見守り…。

「ママあのね」って娘に言われたとき、
「なぁに?」ってすぐ言ってあげられる、
そんな環境を作って待っていてあげたいと、ずっと思ってきました。
その時間を作るために、自分をあきらめることだってあります。
そんな人を、たくさん知っています。
お母さんて、そんなことを日々真剣に考えてる生き物なんですね。



その子どもが何かに傷つけられようとしたとき、
やっぱり親は耐え難いストレスを感じるのではないかしら。
福島の親御さんたちは、国が何もしてくれないから、
自分たちで動き出しています。



「住民2000人通学路除染 郡山市喜久田町 汚泥など195トン埋設」 

 小中学校の通学路の放射線量低減を目指す大規模な除染作業が2日、郡山市喜久田町で行われた。
 喜久田町区長会などが市の協力を得て実施し、住民約2000人が参加した。喜久田小、喜久田中の通学路のうち、多くの児童、生徒が通るコースを集中的に除染し、喜久田小を起点に側溝にたまった汚泥や側道の土砂を15キロ四方にわたって除去した。約5時間の作業で25キロの専用袋約5000袋合わせて195トンを回収した。JR磐越西線の喜久田駅前近くの喜久田町堀之内畑田の側溝は、地上1センチの高さで除去前の毎時1.30マイクロシーベルトから毎時0.94マイクロシーベルトに下がった。他地点もおおむね低下したという。

 袋の埋設は市建設業協会が担当。喜久田スポーツ広場に掘った穴に遮蔽(しゃへい)シートなどを三重に敷き、汚泥と土砂の袋を埋め、さらに約30センチの盛り土をした。これにより、袋を集めた時点で毎時7.45マイクロシーベルトだった埋設地の放射線量は毎時0.43マイクロシーベルトになったという。
 市は除染で出た汚泥や土砂をスポーツ広場や都市公園など市有地の土中に仮置きする手法を模索している。今回の取り組みをモデルケースの一つとして各地域に提案する方針。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9894048&newsMode=article



劇的に線量が下がったわけではないかもしれない。
でも、こうして子どものために行動された喜久田町の住民の方と、
区長さんたちの勇気ある行動力に、一人の母として感謝の気持ちでいっぱいです。
私も参加したかった!


住民がこうやって被爆しながら除染しているんです。
国は「除染」という言葉は出していますが、全く動いていません。
少しの補助金を県に払い、あとは福島に丸投げ。
本当にここは、先進国といわれる国なのか…。




とにもかくにも。
娘よ、お誕生日おめでとう。
福島に生まれたあなたは、もしかしたらこれから苦労が多いのかもしれません。
だけど、福島の遺伝子を繫ぐことのできる、大切な子どもの一人。
大人であるママが一緒に、その苦労を背負いたいと思う。
3.11前と同じように、たくさんの希望を持って大きくなってください。
しわくちゃのおバァさんになっても、ママはずっとあなたの母ですから。


2011.11.4 避難先・山形の借り上げ住宅にて記す。

by mikttymama | 2011-11-04 10:47 | 出産&子育ていろいろ*

杜の都仙台+福島の小さなお料理教室CookingStudio I-e(イーエ)のうちごはん。


by ミキティママ