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おっそわけ。

■7/13。
北海道に住むパパの大学時代の友人から連絡がありました。
「そっち、大丈夫?知り合いのとこから野菜でも送るから。」
そして次の日届いた新鮮便。

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きゅうり、ズッキーニ、いんげん。
そして直筆のかわいい絵が描いてあるお手紙。
おとなりの茨城県北部、大子町にある、軍兵六農園さんからでした。
<福島の皆さんにお伝えしたいから、お手紙の一部を抜粋して掲載させていただきます>

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"はじめまして。茨城県北部・大子町で有機農業を営むKと申します。
高校時代からの旧友であるHくんの紹介で野菜を送らせていただくことになりました。

…様々な報道の中、不安を抱えていらっしゃる福島県民の方が多いかと案じております。
それは、私たち茨城県民も同様なのですが、「お隣さん」として、
百姓の自分たちが何かできないものだろうか、と震災後想いを巡らせていました。
今回送らせて頂きますのは、そんな気持ちの発露からです。

ご参考のため、いつも野菜セットとお届けしている通信をお付けしました。
5月から行政だけに頼らず、有機農業者たちと野菜の放射性物質の検査を行っており
安心の確保に役立てています。
これを元に我が家の2歳の双子も畑の野菜を食べておりますので、
心おきなく召し上がっていただけましたら、嬉しく思います。



…福島のお母さんたちの、努力・涙・笑顔、
すべて報われる様に祈っています。
私たちの気持ちは同じです!!

後で、奥様のブログゆっくり読ませていただきます。
お疲れが溜まる頃かと存じます。お身体ご自愛下さいませ。

軍兵六農園 K"


ビックパレットに避難されている富岡町の方が40数名ほど招待を受け、
キャンドルジュンさんと米倉涼子さんのご厚意で交流イベントが開催されたそうで、
Kさんもたくさんのお話を富岡町の方と共有なさったそうです。

私はお手紙を読み、あったかくて涙が止まりませんでした。
福島にいる私たちは、たくさんの方のおっそわけの心をいただいて今ここにいる。

みんな、心配してくれているんだと。

嬉しかったのは、こうした農家の皆さんが行政に頼らず、
私たちに安心を届けようと努力されていること。
そして、「うちの子どもたちも食べています!」と
自信を持っておすすめしてくださること。
これ以上の安心はないのではないかと思いました。


福島の生産者さんだって同じ。
自らの資金でモニタリング用の機械を購入したり、
検体を研究所に送って計測してもらっている。

福島の牛肉から、セシウムが検出されました。
出荷されたのも事実。どなたかの口に入ってしまったのも。
それは私の娘の口かもしれません。

でも、背景には様々な事があると思います。
誰も、人体に害のある食べ物を、自分の利益のためだけに出荷したりしない。
少なくとも、私が会ってきた福島の生産者さんたちは、そんな人ひとりもいません。

実家にお野菜をおっそわけしてくれる近所のおじちゃん。

「よがったら食べでくんにゃ。
放射能のごど気になるようなら、捨てでもいいがらない。」


そう言って、手塩にかけたお野菜を持ってきてくれるんです。
真っ直ぐ畑に向かい、ただいつもと同じように土を耕す。
このおじちゃんをどうして責められようか。
どうしたらいいかわからない思いを、みんなが抱えています。
買う方も、作る方も。


ただ牛に向かい、いつもの餌を与え、おいしい牛を育てることに専念している人。
土に向かい、いつものようにおいしい野菜や果物を届けようとしている人。
どうしてこの人たちだけを責められようか。
私はこの現実が、理不尽すぎてなりません。


もっと、安心を確保するやり方を行政がしっかり考えていかなければ。
やはり、出荷停止・出荷制限した方に責任があると思う。
干し草の管理の方法。干し草を出荷する際の詳細なモニタリング。
(1市町村あたり1検体だなんて、モニタリングしていることになるの?
買う側の不安は、増大するだけです)

みんなが一律に徹底してやっていかなくては、
福島だけでなく日本の食べ物自体がもう信用されなくなるのではないでしょうか。
福島から、しっかりした基準を作れば、日本全体の信頼回復に繋がっていくのでは、と。


甘いかもしれませんが、私は牛を出荷してしまった酪農家さんだけに
責任追及することはとてもできません。
きっと、実家の近所の、あのおじちゃんやおばちゃんと同じなんじゃないかって思うから。
この人たちに、大きくしてもらったんだから。

どうしたら、何をしたら守れるんだろう。
どう動いたら、今までの恩返しが出来るんだろう。
"風評被害"なんて簡単なものじゃない。
福島は横長です。
そして汚染は、まだら状で距離や半径いくつ、なんて数値では片づけられない。
福島の中にだって、他県よりも放射線量が低い場所がちゃんと残っています。

もっともっと、データを明確に公開していって、不検出であっても
小売店単位で再度モニタリングが出来るようなシステムを作ってほしいなぁ。
自分の食べるものを買う前に測定できるような。
そこまでしていかないと、買う側の不安は払しょくされないのではと思います。


土壌をきちんと除染し、出荷するものすべての検体をモニタリングし、
50bq/kg以下のものでないと出荷しないという農家さんが福島にいらっしゃいます。
土壌が除染されているのでもちろん結果はND(検出されていません)。

ふくしま希望市場

そして、この方たちは、出荷できた野菜の売り上げの一部を、
今年出荷できなくて苦しんでいる仲間の農家さんに"おっそわけ"されています。
まさに、ふくしまの希望です。
わたしは、こんな姿勢のふくしま希望市場さんを心から応援しています。


そして、軍兵六農園・Kさん。
本当にありがとうございました。
そんなことを考えさせられた、あったかくて甘くて、瑞々しくて、
本当に美味しいお野菜でした。農家さんの底力、見せて頂いた気がします。
娘たちも、きゅうり、丸かじりしていましたよ!

"おっそわけの心"ありがとうございました。
わたしたち家族の心に染みるおいしさでした。



「ありがとうふくしまプロジェクト」。
子どもたちのおいしいの笑顔と、「いつもおいしいごはんをありがとう」
そんなお手紙・メッセージを、
農家さん、酪農家さん、漁師さんへお届けするプロジェクトです。

詳細はこちら→
ありふく専用アドレスはコチラhttp://ameblo.jp/mikttymama2/

めえぷるさんに50冊おいていただきました。
こちらは一冊250円になります。
売り上げの全てを、ふくしま希望市場さんへ寄付させていただきます。

その他の冊子につきましては、現在JAすかがわ岩瀬はたけんぼさん
あいコープふくしまさん㈱ヨークベニマルさん郡山あおむしくらぶさん
などなどを通じ、生産者の方へ配布していただく予定です。
まだまだ、まだまーーーーだ配布中です!

みなさまからお預かりしたお手紙は、JAすかがわ岩瀬はたけんぼさんへ
預けてまいりました。生産者さんに、近い場所へ。

誰かのあったかい気持ちで、一人でも多くの方が笑顔になれることを、願って。


ふくしまのいまを知ってもらうために。
ぜひぜひ応援お願いします!


by mikttymama | 2011-07-16 23:53

杜の都仙台+福島の小さなお料理教室CookingStudio I-e(イーエ)のうちごはん。


by ミキティママ
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